褒め上げ映画批評 悪魔のいけにえ
テキサスの田舎に帰郷した5人の若者が、人の皮をかぶったレザーフェイスに襲われる。
スプラッター映画の元祖として、今も人気の高い悪魔のいけにえ。
ストーリーはあってないようなものですが、ざらついた映像が醸しだす不気味さは、
今見てもゾクッときます。
古い映画なので、突っ込みどころは満載で、時々怖いはずのシーンが
シュールで笑えるたりするのですが、それでも
常につきまとう緊張感と、チェーンソーを持ったレザーフェイスに追いかけられるスリルは秀逸。
こんな映画を作り上げた監督の変態性と、認めざるを得ない画面作りに見事に参ってしまいました。
意外にもグロテスクなシーンが少ないのもポイント。
あらゆるホラー映画で今も引用されているシーンが詰まっているので、
映画好きは一度は観てみる価値があると思います。
〜関連作品〜
テキサス・チェーンソー [DVD]
リメイク版。