かにみそにっき

作家。美術書などを中心に、本・絵本・映画についてのメモ。


東大生、首都大生が「ドブスを守る会」と称し一般女性を撮影・動画をUP→ネットで大騒動

あとアートとは思ってないんですよね。別にそう思われたなら其れでいいんですけど


たしかに、ただ人を傷つけてるだけの行為なのでこんなものはアートではないです。
でもこの発言、自分に酔ってる自称アーティストと一緒にすんなよ、といいつつ
アーティスト気取ってる
ように聞こえます。
偉い作家さんがインタビュアーに
「今回の作品はアートとしての評価が非常に高いですが、
ご本人としてはどう考えているのですか?」
ときかれ、かっこよく答えている様子に憧れているそんな感じがします。


アートの境界線が曖昧な昨今、現代アートをグルッと眺めると
自由奔放、何でもありな気がしますが、そんな事はありません。
まだまだ勉強中の立場なので、あくまで現時点の僕の考えですが、
作品と確固たるコンセプトと結びついて始めてアートと呼ばれる のだと思います。
“ドブスを守る会”はその辺がどうもぐらぐらしていて、受けて側から
面白半分でやっているようにしか見えない、それが今回の非難に繋がったのではないでしょうか。
アートとしてやっているのなら、その辺を反省すべきです。
本当にアートと思ってやっていないなら……弁護の余地なし。